2009年9月18日 (金)

過ちは誰にでもある。酒井法子さんはやり直せる。

酒井法子さんが保釈されて、メディアは呆れるほどの大騒ぎだった。

「取り返しがつかない」という言葉を無責任なコメンテータが使った。本人も会見でこの言葉を使った。
しかし、取り返しのつかない過ちというものは、どういうものだろう。

人を殺めてしまった。死んだ人が生き返ることはないから、これは取り返しがつかない。

会見では、復帰への希望が滲んでいたように感じられた。けれども、イメージが売り物のアイドルタレントが背負った重荷は、あまりにも大きい。
酒井法子さんは、芸能人としての酒井法子を殺めてしまったかもしれない。
けれども、取り返しがつかないわけではない。
過ちは誰にでもある。
生きてさえいれば、覚悟があれば、どんなところからだって、人はやり直すことができる。
幸い、彼女を応援してくれる人はたくさんいるようだ。

いつのころか分からないけれど、過ちを犯した人、成果のあげられない人に対する社会の許容の幅というものが、極端に狭くなっているような気がする。
過程を見ず、結果だけを評価する。それは簡単でいいかもしれないけれど、そのおかげでどんなことが起こっているかといえば、足の引っ張り合いじゃないだろうか。
その先により良い未来が待っているとは思えない。
許容して見守ることと、甘やかすことはイコールではない。

私は、彼女が「星の金貨」で演じた「彩」、彼女が歌った主題歌「碧いうさぎ」には感じるものがあった。
けれども、特段彼女のファンというわけではない。

どのような生き方を選択するにせよ、彼女のこれからの人生には茨の道が待っているだろう。
それは、自業自得ということなのかもしれない。犯罪を肯定するつもりもない。

しかし、私は、躓いてしまった人に冷淡な今の風潮が気に入らない。
躓いた後、どう立ち直るか、私はその過程を酒井法子に見せてもらいたいと思っている。

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2008年1月31日 (木)

山本圭一さんの芸能界復帰に反対する

<欽ちゃん>元極楽とんぼ・山本圭一の3月復帰を検討
 未成年への強姦(ごうかん)容疑で書類送検された人気お笑いコンビ「極楽とんぼ」元メンバーの山本圭一さんについて、社会人野球「茨城ゴールデンゴールズ(GG)」への復帰を、監督でタレントの萩本欽一さんが検討していることが31日、明らかとなった。
 この日、東京都内のイベントに出席した萩本さんは、山本さんについて「言われるたびに、(復帰を)考えないといけないねと思う」と話した。3月に、山本さんの地元である広島での試合での復帰について「取り入れるかも」と復帰の可能性をにおわせた。
 GGのメンバーでもあった山本さんは06年、遠征先の北海道函館市内で、無職少女(当時17歳)に性的暴行を加えた疑いがあるとして事情聴取を受けた。 その後山本さんと少女の間で示談が成立、少女は告訴を取り下げ、不起訴処分となっていた。萩本さんは、山本さんの事件を受けていったんは、GGの解散を発 表(その後撤回)するなどしていた。
(毎日新聞 1月31日15時13分配信)

 山本圭一さんが函館の少女を強姦していたのなら、復帰をさせるべきではないと思う。
 売れっ子のタレントさんがどのくらいのギャラを手にするか、いくつかの例を私は知っているけれども、それは破格である。
 山本圭一さんは、そうした破格のギャラを手にする立場から転落して、ごく普通の報酬をアルバイト等で稼がなければならないことになった。
 かつての仲間たちから見れば「可哀想」ということになるだろう。
 彼がかつての仲間たちの計らいでテレビに復帰すれば、彼に強姦された少女は、彼の顔をテレビを通して見ることになる。忌まわしい記憶が甦り、平常ではいられないことになるだろう。彼がテレビでかつてのように馬鹿騒ぎをすれば、少女をもう一度苦しめることになるのだ。
 仲間意識で彼を救い上げようとすることは、仲間内の論理で、被害者少女への配慮に欠けている。さらに彼を救い上げることは、彼の犯罪を「大したことではないのだ」と言ってしまうようなものだ。
 仲間の苦境に手を貸して上げたいという気持ちは分かる。しかし、やっぱり、それをやってはいけないのではないかと思う。
  芸能人に道徳を求めるつもりはない。芸能人はその芸で評価されるべきで、芸のための多少のやんちゃは認められてもいいと思う。しかし、芸能人でも守らなけ ればならない規範がある。山本圭一さんはその規範に外れた行為をした。最も配慮されるべき少女の同意なしにチャンスを与えられてはならないと思う。
  欽ちゃんは、仲間内の論理だけではなく、もっと広い視野でものごとを考えられる人だと思う。その欽ちゃんが山本圭一さんの復帰をにおわしているのだから、 報道されていないけれど、(被害者少女の同意など)条件が揃っているのかも知れないし、また、別の事情があるのかも知れない。それらが明らかになってくれ ば、私の意見も変わるかもしれないけれど、現時点では、山本圭一さんの芸能界復帰はあってはならないことだと思う。

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2007年8月22日 (水)

謝らない人たちのその後~みのさんの謝罪

みの「朝ズバッ!」で不二家報道謝罪
 TBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(月~金曜前5・30)による不二家の不祥事報道で、放送倫理・番組向上機構(BPO)から放送倫理上見逃せない落ち度との指摘を受けた司会のみのもんた(62)が16日の放送であらためて謝罪した。冒頭、「取材方法や私のコメントなどについて、いろいろご指摘をいただいた」と報告。「40年間、しゃべり手をやってますが、反省すべき点はたくさんある。素直におわび申し上げたい」と話して頭を下げた。みのは7日の放送でコメントを発表していたが、夏休み中だったためスタジオ出演していなかった。
(2007年08月17日付 紙面記事)

8月11日付の当ブログ「不二家の不祥事報道~謝らない人たち」(http://hige-debu.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_c25e.html)でみのもんたさんを「謝らない」人と書いた。
この記事にはいくつか意見を頂戴した。

みのさんが番組の中で「謝った」というので、動画を探して、見た。

<script language="JavaScript" type="text/JavaScript" src="http://visionmovie.ameba.jp/mcj.php?id=GDs52qg75nW:bhac:No:cg:x3/bA2ii00VJHf7/xmLelhZWPrEKPL:4BxF:35:6T:eWM44KEKbVdK3sWlJUdA7x"></script>

過去の放送をこうやって見ることができる。便利な世の中になったものだ。

この謝罪に関しては、いちいち読んだわけではないけれど、いろいろな意見の記事がアップされているようだ。

私は動画を見て、物足りなさを感じたけれど、みのさんの謝罪の気持ちは感じることができた。
だから、「謝らない」=「謙虚さが足りない」とする私のみのさんに対する人物観は少し改めようと思う。

「不二家の不祥事報道~謝らない人たち」にいただいたご意見を拝見していて、みのさんの「廃業してもらいたい」発言を含め、私が「謙虚さがなく、不快」と感じるみのさんの発言に関して、「歯切れがよく、小気味いい」と感じている人がいらっしゃることを知った。

想起したのは、勝谷誠彦さんのことである。
私はわりと勝谷さんのことが好きだ。有料になる前は、ちょくちょくブログを拝見していた。
私は勝谷さんの発言を「小気味いい」と感じることがある。しかし、「不快」と感じる人もいるのだろう。
勝谷さんはきちんと勉強、取材をしていて、その上で発言している。そこが今回のみのさんと違うところだと思う。
あえて予断を語るような場面もあるけれど、そこは覚悟というか計算のようなものが感じられる。
けど、あれはやっぱり「不快」に思う人がたくさんいるだろうなと思う。

みのさんの謝罪に関して、「謝罪させられた」と感じている人も少なくないことも、寄せられた意見の中から知ることができた。
民放はスポンサーによって成り立っているから、スポンサーサイドから圧力があったのではないかとする意見だ。

仮にそういう圧力に屈して、みのさんの謝罪があったとするのなら、私はまたみのさんを「謝らない人」にしなければならない。けど、そういうことはないだろうと思う。

不二家に関するみのさんの発言は、マスメディアに露出している者にとって、まったく不用意だった。
みのさんは、まず自身で取材をしていなかった。拠り所にしたスタッフの取材も杜撰なものだった。
それで、結果的に事実に反した情報でもって、不二家を断罪した。
謝らなければ仕方がない。謝って済むものでもない。

みのさんもそのへんのところは充分に分かっていて、マスメディアに生きる者として(しゃべり手として)、謝罪したのだと思う。

けど、やっぱり、わたしはみのさんを好きになれない。そういうキャラを演じているのかもしれないが、どうしてもみのさんの言動から不遜さを感じてしまう。それはそれで仕方がないことで、個人的なことだ。

みのさんの言動を「小気味いい」と感じ、応援している人もいるのだから、今後、みのさんは今度の件で変に萎縮したりしないで、事実に基づいて、ズバズバ言って欲しいと思う。

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