2011年8月31日 (水)

新しい首相は正直者か?それだけでいいのだが。

幹事長に興石東、政調会長に前原誠司、国対委員長に平野博文、財務大臣に岡田克也というニュース。
小沢一郎さんに近い輿石さんは、与野党合意をひっくり返せるだろうか・・・できないでしょう?
鳩山由紀夫さんに近い平野さんは、国会を回すために、政策面での妥協を余儀なくされるでしょう?
政策の責任者に自分と考え方が近い前原さんを置き、財務面でも自らの政策に反対してない岡田さんを配置する。
いわゆる「親小沢派」には与野党折衝の現場を任せ、「反小沢派」には制作の立案、実施の重要ポストを任せる。
官房長官に誰を起用するかが問題だけれども、ここまでは強かな印象。
案外いけるかもしれないなという気持ちもあるけれど、狙って配した輿石、平野が抵抗すれば、ハナから政権は行き詰まる。
やっぱりここも小沢一郎さん次第なのか。

小沢一郎さんには、一度、責任あるポジションで仕事をしていただきたいと思ってきたけれど、そろそろもうそれも時代が要求しなくなっているのかもしれない。
私もそれほど大きな期待が持てなくなった。というのは、被災地選出の実力者が復興のために何らコミットしているように見えないからだ。
それは、マスコミが意図的に報道していないのかもしれないけれど、「国民の生活が第一」と言うのなら、もっとがむしゃらに被災地のために働く実力者の姿を見ることが出来ても良さそうなものだと思うけれど、そんな姿が伝えられることはなかった。

参議院で多数を握れていないのだから、新たな枠組みを作らない限り、2009年民主党のマニフェストを実行していくことはできない。
できないことはできないのだから、あたかもできるように言っている人がいたら、その人は嘘つきだ。

新しい首相が少なくとも平気で嘘をつく人でないことを祈る。

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2011年8月21日 (日)

民主党代表選に思うこと

民主党代表選挙が29日にも行われるそうだ。
立候補が取りざたされているのは、前原誠司、樽床伸二、馬淵澄夫、鹿野道彦、野田佳彦、海江田万里、小沢鋭仁の7氏。
話し合いで、実際に出る人は減るのだろうけれど、まだ名前の挙がっていない人が出る可能性もあるのだそうだ。

かつて民主党は、選挙の洗礼を受けない首相を批判していた。ところが、菅直人は選挙の洗礼を受けずに就任し、参議院選挙で負けたにも拘わらず居座った。そして、菅直人の後任は、やっぱり選挙の洗礼を受けない首相になる。かつて自分たちが批判してきたことを平気でやる。恥ずかしくないのだろうか?

前原誠司と野田佳彦は、前の代表選挙で菅直人の推薦人になっている。今回の経緯を見れば、自分が推薦した人物が、実は民主党代表として、首相として相応しい人物ではなかったということなのだが、そんなことにはお構いなく、今度は自分が出るのだという。反省はないのか?

小沢一郎の党員資格停止処分を見直すことに言及している立候補予定者がいるそうだ。それは今、言うことなのだろうか? 本当にそう思っているのだったら、どうして、処分が降されようとしているとき、降されたときに発言しなかったのか? 小沢グループの支持欲しさの言動であることがあまりにもあからさまで、聞いているこちらの方が赤面してしまう。

そう言えば、前の代表選のとき、菅直人は「挙党一致」とか言っていたけれど、結果が出たら、あからさまに鳩山—小沢グループを冷遇した。自分の言葉に責任を持てない人間のことを人は信用しない。彼はあの時点でリーダーの資格を失っていた。

野田佳彦は、ガリガリの財政再建路線だったけれど、それでは党内の支持が広がらないと見たのか、言ってることが少し変わってきた。世論に迎合するのは野田ばかりではないけれど、国民は粘り強く自分の信念を主張する政治家を求めている。

民主党に期待したのは、硬直化した政治・行政システムの変革だ。
ところが、民主党は、システムどころか、国会議員、公務員の給与にも手をつけることが出来なかった。
まったく期待ハズレだった。

首相になりたい人が大勢手を上げているけれど、首相にしたい人は一人もいない。

民主党に期待できないことが分かったとは言え、重鎮と呼ばれる老害がはびこる自民党にも期待はできない。
民主、自民、みんなの党などの若手を中心に新しい勢力はできないものなのだろうか。
もうすでに20年近く、日本は停滞を続けている。
OSを入れ替えるときなのだと思う。
新しい船と新しい水夫が必要だ。

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2011年5月17日 (火)

政治家は責任を持ってリーダーを選べ~菅総理はやっぱり辞めるべきなんだと思う。

震災から2ヶ月以上経つのに、被災地の方々の生活に先の見通しがついてきたとは言えない。
被災地が広範囲になるから、復旧、復興がなかなか進まないというのは、外側にいる人間には理解できる話かもしれないけれど、被災者には関係のない話だ。

まずは住むところ。仮設住宅の建設はもっと早くできないのだろうか?
日本中、いや世界中から必要な物資を集め、機械を調達し、技術者を集め、被災したお父さんたちに働いてもらう。

次に産業の復興。
中越沖地震の時、自動車部品の工場を素早くリカバリーした例に習って、関連する企業がall japanで助けあって、工場を復活させる。
造船所はじゃんじゃん船を作り、空いている漁船があれば、東北に集める。

お父さんが朝仕事に行って、夕方疲れて帰ってくる。
早くそういう状態を回復しなければならない。

残念ながら、沿岸部の住宅地、農地はしばらく使えないかもしれない。
ここはみんな国が買い取って、太陽光発電、風力発電に使うことにしよう。

日本には相当な耕作放棄地がある。希望者には、代替地として、こうした土地を提供しよう。

カネとか権力というものは、こういうときに使うものだ。

政治というのは利害の調整だけれど、こういうときには、権力を振り回しても文句を言わせないリーダーシップが必要だ。

菅総理に対する批判は、あんまりだと思うものもある。
こんなときに総理を変えるという話をするのはどうしたものかと思う。

けれども、今、日本は国難に直面しているわけで、そんなときに、民主党すらまとめられない人物が日本のリーダーをやっているのはどうかと思う。
あの人に言われたら、受け入れるしかないな、堪えるしかないな・・・そう思わせてくれる人物を国会は選んで、国民の前に出して欲しい。

そういう人がいるといいなぁと思うけれど、その前に国会にいる人間たちを総取替えしなければならないのかもしれない。
これは、今の制度では無理だ。

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2010年12月22日 (水)

この国の正義

取り調べ時の暴言などを巡って特別公務員暴行陵虐容疑などで告訴された大阪府警東署の警部補(34)について、大阪地検特捜部は21日、脅迫罪で略式起訴した。
特捜部などによると、警部補は同署刑事課に所属していた9月3日、他人の財布を拾って着服したとする遺失物横領容疑で府内の男性会社員(35)を聴取した際、「殴るぞ」「お前の人生めちゃくちゃにしたる」などと脅したとされる。
男性が取り調べの様子をICレコーダーで録音しており、特別公務員暴行陵虐容疑に加えて公務員職権乱用、証拠隠滅両容疑で告訴。府警は今月16日、警部補を減給10分の1(1か月)の懲戒処分にしていた。
(2010年12月21日16時39分 読売新聞)

特別公務員暴行陵虐罪(刑法195条)7年以下の懲役または禁錮。
特別公務員職権濫用罪(刑法194条)6ヶ月以上10年以下の懲役または禁錮。
証拠隠滅罪、証拠偽造罪、証拠変造罪、偽造証拠使用罪、変造証拠使用罪(刑法104条)2年以下の懲役または20万円以下の罰金。
脅迫罪(刑法222条)2年以下の懲役または30万円以下の罰金。

大阪府警の警察官が、他人の財布を拾って着服した嫌疑をかけられた被疑者を取り調べた時の音声が録音されていて、それが公共の電波に乗り、私も聞いた。
取り調べというより、やくざの恐喝のようだった。
私が取り調べられる側だったら、間違いなく、身に覚えのないことでも「やりました」と「自白」してしまっただろう。
音声だけでもそんな迫力があるのだから、現場にいた人はどれだけの恐怖にさらされていたのだろうと思う。
警察官の取り調べには、真実を追求しようという姿勢は感じられない。
罪を憎むという気持ちはあったのかもしれないけれど、被疑者を犯人と決めつけ、自供を取るのが正義なのだという歪んだ正義感が感じられた。

あの大阪地検は、このとんでもない「取り調べ」をして、特別公務員暴行陵虐罪に問われていた被疑者を脅迫罪で略式起訴した。
7年の懲役に相当するかもしれない罪を、罰金刑で済んでしまうかもしれない罪で起訴したということは、大阪地検は、やくざの脅迫まがいの「取り調べ」を場合によっては必要と考えていると理解してもいいのだろうか。

正義の行使は厳正に行われるべきだ。
誤った正義が横行するようになったら、社会はもたない。

正義を行うはずの機関が不正義を行ったことで、日本の正義が揺らいでいる。
それは、体制を揺るがす大事件のはずだ。
しかし、政府も国会も別のことで忙しいようだ。
マスコミが遠慮がちに、その一部を面白おかしく取り上げるだけだ。
マスコミとある種の権力が一体化しているのは、当のマスコミが「暗黒の時代」とした戦前と変わらない。
戦前、戦中と違うのは、私たちにはインターネットがあるということだろうか。

罪の無い人を罪人に仕立て上げようとして、日本の正義を混乱させているその張本人である大阪地検が相変わらず身内には甘いということを臆面もなく出してくるところが、私には理解出来ない。国民はなめられているのだろうか。
進められている司法改革など、何の役にも立たないことになるのだろう。

無実の罪に問われた村木さんが言った言葉を真摯に捉えるべきだ。
「捜査ができるのは、警察と検察。その人たちが、私の有罪を信じ込んでいるとしたら、誰も私の無罪を証明することはできない」

内閣総理大臣がどんなヘタレであっても、警察権力が力を持ちすぎることにくらべたら、それは大した不幸ではないと思う。

ごめんね。後半は泥酔しながら書いています。

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2010年12月14日 (火)

小沢さんは国会で堂々と持論を述べれば良い。

「小沢=強権的でカネにまみれた古いタイプの政治家」というイメージは、マスコミによって作り上げられてきた。
事実が提示されてきたわけではない。イメージが増幅されてきただけだ。

テレビの街頭インタビューで、小沢さんの「政治とカネ」を言う人は、小沢さんの起訴事実について、正確に語ることのできる人はいるだろうか?
多くの人は、小沢さんが政治的影響力を背景にして、特定の建設会社に有利な取り計らいをするのと引き換えに多額の献金を受け、そのカネで世田谷の土地を買ったと思っているのではないか。
検察はそのような筋書きで捜査をしたわけだけど、証拠が充分でなかったから起訴できなかった。

検察審査会が2度にわたって「起訴相当」という結論を出したのは、それに足る事実があったのだろうと信じたいけれど、作り上げられた小沢さんのイメージに引っ張られて、検察に不当な圧力をかけ、不起訴にしたのではないかという疑念が根底にあったように感じる。

「やっぱりどこか怪しい感じがするよね」ということで、起訴されることになってしまったら、たまったものではないと思うけれど、制度上、小沢さんは起訴されることになった。

起訴されるということは、罪を犯したことを疑う充分な証拠があるということだ。
証拠があるという点で、小沢さんの件に関しては、疑問が残るとは思うけれど、起訴されたことは事実だ。
しかし、起訴=有罪ではない。
本人が無罪を主張するのなら、最高裁まで争う権利を日本国民は等しく有しているから、争っている間は、推定無罪と認定されるべきだ。

国会議員は、国民の代表であること、税金を使っていることから、より厳しい倫理観を求められている。
それは当たり前のことだ。そうでなかったら困る。

しかし、どうだろう?
政倫審は、本来、政治家として倫理上疑念を持たれた政治家が自らの潔白を主張する場であったはずだが、いつの間にか、いわれなき断罪の場になっている。
朝鮮半島が極めて危険な情勢になり、国民の生命財産が危険にさらされている時であっても、酔っ払い同士の揉め事に過ぎない「エビゾー問題」に狂奔するレベルのマスコミが振りかざす「世論」に、政治が振り回されるのは、もういいかげんやめにしてもいいのではないだろうか。

これまで通用していたマスコミを使った情報操作は、インターネットによって無力化している。
事実を迅速に伝え、その事実に対して、どのような考えに基づいて、どのような方策を展開していくのかを表明していくことが求められるようになる。
尖閣ビデオでみんなが学んだことだ。
マスコミが増幅する「イメージ」ではなく、事実の積み上げによって、自分の考えを構築し、それを政治に反映させていかなければならない。

新しい時代がすぐそこまで来ているのに、その時代のうねりは、それを求めない人たちによって矮小化されている。

ごめんなさい。
酒を飲みながら、書いていたら、収拾がつかなくなってしまった。

小沢さんは自分を肯定的に扱ってくれるメディアや仲間うちの会合で自分の主張を述べるだけじゃなく、否定的なメディア・・・ひいては政倫審、国会で堂々と自分の主張を述べるべきなのではないかと思う。そうすることによって、少しだけかもしれないけれど、国が動くのではないかと思う。そんなことができるのは、今、あなたしかいないのじゃないかと思う。

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2010年9月12日 (日)

村木元局長無罪で腑に落ちないこと。

郵便不正、村木元厚労相局長に無罪判決…検察の構図を全否定

郵便不正に絡む偽の障害者団体証明書発行事件で、虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省の村木厚子・元局長(54)(起訴休職)の判決が10日、大阪地裁であった。横田信之裁判長は、証明書発行が国会議員の口利きによる「議員案件」だったとする検察側の構図を全面的に否定し、「元係長が、村木元局長の指示で証明書を作成した事実は認められない」と述べ、無罪(求刑・懲役1年6月)を言い渡した。

<判決骨子>
▽村木被告が上村被告に証明書作成を指示した事実は認められない
▽倉沢被告が村木被告から直接、証明書を受け取った事実は認められない
▽本件が石井一参院議員がらみの「議員案件」だったとは認められない

検察、控訴断念も検討

判決が確定すれば、長妻厚労相は村木被告を職場復帰させることを明言。検察側は控訴断念も含めて検討を始めた。
村木被告は2004年6月上旬、元係長・上村(かみむら)勉被告(41)(公判中)に指示し、障害者団体の実体がない「凛(りん)の会」に障害者団体と認める証明書を発行した、として昨年7月に起訴された。
検察側は事件の発端を凛の会元会長・倉沢邦夫被告(74)(一部無罪、検察控訴)から依頼を受けた民主党の石井一参院議員(76)が厚労省の当時の塩田幸雄・障害保健福祉部長(59)に口利きした「議員案件だった」とした。
判決で、横田裁判長は、凛の会側から口利きを依頼されたとされる日に、石井議員が千葉県内でゴルフをしていたことなどを指摘。塩田部長の捜査段階の供述の信用性も否定し、「『議員案件』につながる事実は認定できない」と述べた。また、横田裁判長は「独断で発行した」という上村被告の証言について、「一人で抱え込むという上村被告の性格を考えると、必ずしも不自然とはいえない」とし、村木被告の指示があったとする検察側の主張を否定した。
「倉沢被告が厚労省内で村木被告から直接、証明書を受け取った」とする検察側の主張も退け、厚労省近くの喫茶店で凛の会元会員・河野克史ただし被告(69)(有罪、控訴中)に渡したという上村被告の証言は「自然で合理的」と判断した。
村木被告は逮捕から一貫して無罪を主張。公判では、上村被告や当時の上司や部下らが、相次いで村木被告の関与を認めた捜査段階の供述を否定した。横田裁判長は5月、「取り調べに誘導があった」などと、主要な供述調書の証拠請求を却下していた。

大阪地検の大島忠郁(ただふみ)次席検事の話「判決内容を精査し、上級庁とも協議の上、適切に対応したい」
「もといた場所に戻りたい」元局長

村木元局長は閉廷後、大阪司法記者クラブで記者会見。「本当にうれしい」と無罪を手放しで喜び、「もう一度、もといた場所に戻りたい」と職場復帰の意欲を強調した。
判決については、「(裁判長から)客観的な事実が大切なんだ、と何度も言っていただけた」と満足した様子。一方、検察に対しては「丁寧に捜査してほしかった。公判で明らかになった事実を率直に受け止めてほしい」と注文をつけた。
(2010年9月11日 読売新聞)

各局で報道されたこのニュースを見ていて、腑に落ちないことがある。
検察は、自らが描いたストーリーに合わせて供述調書を取ったということだけど、そこにはやっぱり、何らかの情報があったはずだ。検察はどんな情報をもとに、ストーリーを組み立てたのか、そのへんがちょっと分からない。

検察が書いたストーリーは、報道によれば、「凛の会」元会長の倉沢被告は、障害者団体を装って、安い郵便料金の適用を受けるために、石井参議院議員に障害者団体として実態のない「凛の会」に対して、障害者団体と証明する文書の発行をするよう厚労省に働きかけることを依頼した。依頼を受けた石井議員は、厚労省の当時障害福祉保険部長の塩田部長に働きかけ、塩田部長が当時同課の課長だった村木さんに対応を指示、村木課長は、「政治案件」として、上村係長に証明書の発行を指示し、上村係長が証明書を作成。村木課長が倉沢被告に証明書を手渡したというものだ。

倉沢元会長は、石井議員の元私設秘書で、はじめは石井議員への働きかけを認める供述をしていたというが、その後、その供述を翻している。
ということは、検察は、倉沢元会長が石井議員の元秘書だったということだけで、石井議員に対する働きかけを行ったというストーリーを創造したということなのだろうか。
捜査時期は、「政権交代」の機運が盛り上がっていたころ。当時の与党・自民党の意を汲んだ検察が民主党のスキャンダル(石井議員は民主党)を作りたかったのだという見方もネット上にあったようだけれども、それは、まさかそんなことはないのではないかと思う。検察がそこまで強引で杜撰であるはずがない。
しかし、倉沢元会長が石井議員に面会し、働きかけを行ったとされる日に石井議員がゴルフに行っていたことは立証されていて、検察は倉沢元代表が石井議員に対して働きかけを行ったということを証明していない。石井議員は最初から本件への関与を否定している。

証明書に捺されている印鑑は、課長のものだから、虚偽有印公文書作成、行使の罪は課長にある。
係長が勝手にやったことかもしれないけれど、現実に課長印が捺された証明書が発行されている以上、課長の責任は免れないと思うけれど、今は無罪報道ばかりで、そのへんについて伝えられていないけれど、どうなのだろう。勝手に文書を作成した係長さんがみんな悪いということになるのだろうか。印鑑の管理責任、システム上の問題は追求されることはないのだろうか。

検察のストーリーによれば、石井議員の働きかけを受けたのは部長さんで、課長さんはその意を受けて動いたのだから、課長としての責任はあるものの、部長はもっと重い責任があり、追求されて然るべきだと思うけれど、そのへんについては、何も伝えられていない。課長が有罪なら、部長も有罪だろうと考えるのが普通だと思うのだが、どうなっているのだろう。
ウトウトしながら見ていた「報道特集」では、天下りした後、故郷・小豆島の町長になっている当時の塩田部長は、お祭りの会場で記者からマイクを向けられると、「仕事中に失礼だろう」とか言って、取材を拒否した。公務につく者として、その対応はいかがなものかと思うし、何か触れられたくないことがあるのだろうかと勘ぐりたくもなる。村木課長の関与を認める供述をして、その後それを翻したことについて、きちんと話して欲しいと思う。

石井議員の働きかけはない、村木課長(当時)の指示はない、上村係長(当時)が独断でやったことだとしても、いずれにせよ「凛の会」を障害者団体として認める公文書は発行されたわけだ。どうしてそのようなことが起こったのかについては、何もまだ説明がされていない。上村さんひとりの問題ではないと思う。

私はこの問題について、発生当時から興味を持って追いかけていたわけでないから、伝えられていることを見落としていたり、事実誤認があったりすると思う。
けれども、この問題はとても大きな問題だと感じたので、今現在の知識で率直な感想を述べさせてもらっている。
これまでに述べてきた疑問点については是非知りたいと思っている。

この問題が発生したころ、報道から受けた私の印象は、政治と官僚が癒着して、特定の人たちに利益を供与しているというもので、村木さんはその片棒を担ぐ者だった。
ところが、ここへきてマスコミの論調は、検察批判一辺倒で、事実の確認を怠っているように見える。
マスコミが、今、伝えられている村木さんは、仕事熱心でそれなりの職業意識を持った有能なおばちゃんというところだけれど、以前、政官癒着の象徴のように伝えていたことに対する反省はない。

これもやっぱり、ウトウトしながら見ていたのだけれども、NHKの番組の冒頭で、村木さんのこんな言葉が紹介されていた。
「捜査ができるのは、警察と検察。その人たちが、私の有罪を信じ込んでいるとしたら、誰も私の無罪を証明することはできない」

検察が起訴をすれば、ほぼ100%に近い確率で一審は有罪になると言う。
起訴して、有罪にできないと検察官は出世に響くなどという話も耳にする。
近世以来の「お上」意識はなかなか抜けないのだなと思う。

マスコミにはもっと権力を監視する役割を果たして欲しいと思うと同時に、我々はもっと自分で「考える」ようにしなければならないなと思う。

一部の特権階級を養っている余裕もないし、お上(政府)の言うことを聞いていれば、とりあえずは生き延びることができるという時代ではなくなっているのだもの。

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2010年8月 1日 (日)

民主党は、解散総選挙をする覚悟があるのだろうか。

退陣要求が続出=消費税発言「心からおわび」と首相―再選出馬を表明・民主両院総会 民主党は29日午後、大敗した参院選を総括するため両院議員総会を東京・永田町の憲政記念館で開いた。菅直人首相(党代表)は、消費税増税を掲げたことを「不用意な発言で、重い、厳しい選挙を強いたことを心からおわびする」と陳謝。その上で、9月の党代表選に触れ「わたし自身の行動を含め、判断してもらう」と述べ、再選を目指して出馬する意向を事実上表明した。一方、出席者からは、首相の退陣を求める声が相次いだ。 首相としては、同日の両院総会で責任問題に区切りを付けた上で、30日召集の臨時国会を乗り切り、再選への流れをつくりたい考えだった。首相の続投に根強い異論があることを裏付けた形だ。 冒頭、あいさつした首相は、参院選大敗を陳謝し「全員野球で政策実現にまい進しないといけない」と党の結束を呼び掛けた。これに対し、出席者からは「戦争で大敗北した責任を最高司令官が取るのは当たり前だ」(川上義博参院議員)、「大切なのは責任はしっかり取る、そこだけだ」(松木謙公衆院議員)などと首相への退陣要求が噴出。執行部批判の大半は小沢一郎前幹事長に近い議員からだった。その半面、「前執行部の小沢、鳩山(由紀夫)両氏の連帯責任も感じる」(石井一副代表)、「辞めること自体が無責任だ」(近藤和也衆院議員)と、首相擁護の意見も出た。 (時事通信 7月29日20時5分配信)

安倍、福田、麻生と自民党政権が総選挙を経ずに首相を変えたとき、野党・民主党は「政権のたらい回し」と批判した。
ところが、その民主党が今度は総選挙の洗礼を受けない菅政権を誕生させ、その菅首相をまた変えようとしている。
国民は、菅政権を支持していないけれども、菅首相を交代させることについては、消極的だ。
リーダーとしては不適格だと思うけれども、トップをコロコロ変えるのもどうかと思うという、まったく不幸な結論だ。

消費税10%を言い出した菅首相に問題がないわけではない。
しかし、問題はそれだけではない。
菅政権の支持率が高いうちに選挙をやりたいばかりに、菅政権がどんなことをやろうとしているのか、十分に説明しないうちに国会を閉じ、選挙に走ったのは輿石参議院議員会長ではなかっただろうか。私は菅首相の消費税発言問題よりも、この選挙目当ての国会運営こそが国民の信を失ったと考えているのだけれども、その元凶である輿石さんは、あっさりと参議院議員会長に再任された。菅首相をはじめ執行部の責任論が出ている中、違和感を感じたのは、私だけではないはずだ。

菅代表を含め、執行部の責任を厳しく追及しているのは、いわゆる小沢系議員だ。
彼らに訊きたい。では、鳩山—小沢体制で選挙を戦ったら、勝てたのだろうか?
そもそも政治とカネの問題で国民の不信を買い、さらに普天間問題などで迷走する政府を支える立場にありながら、傍観を決め込んで混迷に拍車をかけたのは誰だったのか。
9回の裏無死満塁から登板して、2死を取ったものの、最後に逆転サヨナラホームランを打たれたからといって、打たれた投手だけを責めるのはいかがなものだろうか。誰が無死満塁という場面を作り出したのかも考えるべきだろう。

自民党は一部の既得権益者との話し合いで政治を進めてきたけれども、民主党はより国民に近いところで、オープンな議論をベースに政治を進めてくれる。国民の手に政治を取り戻そうじゃないか、そういう期待が政権交代を実現させたはずだった。けれども、民主党は国民とのオープンな議論どころか、党勢の拡大ばかりを気にして、真っ当な議論をしないばかりか、内輪の主導権争いばかりが目につく。

菅首相が消費税10%を言い出したのは、鳩山前首相が普天間基地の代替施設を「少なくとも県外」と言ったことと根が同じだ。
野党感覚が抜けず、この国の行政トップとしての自覚が不足しているのだ。
国政を担う自覚ということでは、社民党を離党した辻元清美代議士の方がよほど真剣に考え、自分の有り様について、意識を変えたと思える。
変わらないのは、大半の民主党議員だ。
この国の置かれた状況を考えると、あまり長いこと彼らの政治ごっこに付き合ってはいられない。

自らが選んだ代表を変えるというのなら、かつて自民党にそうしろと迫ったように、解散総選挙をやるべきだろう。
そうなったら、総選挙で彼らはどんなことを主張するつもりなのだろう。

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2010年7月16日 (金)

国民が求めているのは、新しい船を動かす新しい水夫だ。

菅代表は、選挙前に自らが消費税に言及したことが敗因と言った。それはひとつ、そうかもしれないけれど、敗因はそれだけではないと思う。
小沢前幹事長に近い人たちは、ここぞとばかりに枝野幹事長をはじめ執行部の責任を求める動きをはじめているけれど、候補者選定をはじめ選挙態勢を作ったのは、小沢前幹事長だし、鳩山―小沢体制だったら、もっと悲惨な結果が待っていただろう。
「国民の生活が一番」と言いながら、国民の生活をそっちのけで、つまらぬ権力闘争をはじめる~そんな民主党に国民はうんざりしているのだ。

個人的には、菅代表が消費税に言及したことは、良かったと思っている。
国の財政について、国民レベルで議論するきっかけになった。
菅さんは「消費税について、超党派で議論をはじめたい」と言った。そう考えているのだったら、選挙前にそれを言わない方が不誠実だと思う。
ただ、「10%」という数字は言わなくても良かったと思う。
話がより具体的になったことで、すぐにでも税率アップがあるかのような印象を与えることになったし、「自民党案を参考に」と言ったことで、野党・自民党にも攻撃の材料を与えることになった。
菅さんは、具体的に言いたかったのかもしれないけれど、数字が出れば一人歩きする。
数字を言わなければ、当然、マスコミは数字を言わせたがるから、そのたびに、「数字については、まずやることをやって、その上で超党派で議論して決めていくもの」と言えるから、より真意が伝わっただろう。
菅代表は真っ直ぐすぎて、センスがない。
消費税に言及したことではなく、菅代表のセンスのなさが、敗因のひとつになったのではないだろうか。

菅代表がそのようにセンスのない発言をしてしまうのは、民主党の問題でもある。
昔からその種の発言が多い人なのだから、どこかでブレーキをかけるシステムを持っていないといけない。
そんなこともできないで、国を治めていくことができるのだろうかという不安を感じた人も多いだろう。

菅代表のセンスのない発言を大きくしたのは、マスコミや野党だが、小沢前幹事長もその一翼を担った。
「一兵卒として(党のために)頑張る」と言っていたはずなのに、「消費税を上げるなんてとんでもない」とテレビカメラがあるところで話をした。
菅代表の真意を分かっていないはずはないのに、その真意を伝えることをせずに野党と同じような言い方をすることで、党内の亀裂を明らかにすると同時に、悪意を持っているとしか思えないマスコミと野党に塩を贈るようなことをした。
これは明らかに反党的な行為だ。
この行為が、巷間言われているように、自分を排除した執行部に対する鞘当てだったり、9月の代表選への布石だったとするならば、国民不在も甚だしいし、あまりにも幼稚な行動だ。
国民は政治家やマスコミほど馬鹿ではない。ちゃんと見て、判断材料にしている。

民主党大敗の要因は、民主党に対するがっかり感だ。

ひとつは、鳩山さんの煮え切らない態度。
鳩山さんは普天間を「少なくとも県外」に移転すると言ったけれども出来なかった。
当たり前だ、鳩山さんは野党だからそんなことを言えたのであって、責任ある立場になれば、米国との合意を簡単に反故にできるわけがない。
日米安全保障条約なしに、国民の生命・財産を守ることはできない。
理想を求める姿勢は重要だけれども、できないことをできるかのように言うのは、不誠実だし、無責任だ。
理想や面子にこだわらず、できないことはできないと明らかにして、その事情を丁寧に説明し、今後のことで、責任ある立場にある者として、約束できることを約束すれば、国民~沖縄県民の対応も変わっただろう。
鳩山さんの対応は見苦しく、リーダーとしての信頼を失墜させた。
それは鳩山さん本人への信頼を失墜させただけでなく、民主党への信頼をも失墜させたのだ。

もうひとつは、参議院議員選挙のために、慌てて国会を閉じたこと。
国民は、鳩山さんにはがっかりしたけれど、民主党にはまだ期待していた。
菅さんに変わって、支持率が回復したのはその証左だ。
国民は、菅さんが鳩山さんの失敗を踏まえて、どのような考えで、政権を運営していくのかを知りたがっていた。
ところが、支持率の高いうちに選挙をしたい人たちに押し切られて、ろくな説明もしないうちに国会を閉じ、選挙になだれ込んでいった。
鳩山さんの失敗を踏まえて、総選挙で示したマニュフェストに関して、できたこと、できなかったことを総括し、今後の方針、進めていきたいことについて、菅さんが真摯に語れば、結果は大きく違っただろう。
国民への説明なしに、選挙に持ち込んだことで、国民は、民主党は選挙第一、自らの勢力を伸長させることが第一なのだと見て取った。
早期選挙を主張し、推し進めた輿石参議院議員会長の罪は大きい。

民主党大敗後、政界の迷走は続いている。
国民不在の勢力争いだ。
しかし、党派を問わず、若手は案外筋の通ったことを言っていることに期待が持てる。

政権交代は、既得権まみれで硬直化した古い体質の自民党政治と決別し、新しい国づくりへの期待であった。
ところが、民主党に変わっても、攻守ところを変えただけで、国の有り様はあまり変わらないということが分かってきた。
まったくの期待はずれである。

「経験」は貴重なものだ。
菅さんが小沢さんに対して、急に下手に出始めたのは、このねじれ状態をなんとかまとめていくことができる経験とかネットワークを小沢さんが持っているからだろう。
しかし、その考え方がもう否定されているのではないかと思う。

昔、吉田拓郎が歌った。
「新しい船を今動かせるのは古い水夫じゃない」のだ。

古い政治力学など、この際チャラにして、そうしたものに縛られている古い水夫たちには船を降りていただいて、党派を超えた新しい水夫たちが船を動かしてみてはどうだろう。
大丈夫。新しい水夫は、船を降りた古い水夫を粗末に扱ったりはしないから。

国民が求めているのは、新しい船を動かす新しい水夫だ。

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2010年5月17日 (月)

ほんわか内閣は末期症状。鳩山首相は辞めないのなら、根性を見せろ!

基地負担、沖縄より全国へ分散=政府の基本方針で—北沢防衛相
北沢俊美防衛相は16日午後、長野市で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設に関する政府の基本方針について「鳩山由紀夫首相の考えで (基地負担を)一部、沖縄にお願いせざるを得ないということを基本に、それをはるかにしのぐ形で負担を全国展開することの大枠を決定するのが、5月末決着 の大筋だ」と述べた。 
(時事通信 5月16日19時30分)

民主党は、また、中途半端でわけのわからないことを言っているんじゃないかと思う。
そもそも米軍基地をどうして我が国に置かなければならないのかということを考えてみよう。
ひとつは、国民の生命財産を守る上で、自衛隊ではカバーをしきれない部分を米軍にカバーしてもらうため。
もうひとつは、その延長線上にあるものとして、アジアのパワーバランスを維持するためなのではないかと思う。

戦争は起こらない方がいいに決まっているけれど、現に兵器を持っている人たちがいるわけだから、それに備えることは必要だ。
福島瑞穂特命担当大臣には今、始終SPがついていると思うが、それは暴漢がいるから、それに備えているわけだ。
彼女は、暴力に対抗するための暴力を訓練によって身につけたSPに守られている。

国防というのは、徹底して非情で現実的なものだ。コンマ何秒の遅れが死をもたらすことになる。
有事に備える軍隊は、指令を受けてどのくらいの時間で現場に行き、任務を遂行できるかが生命線になるから、彼らは繰り返し訓練をする。
福島大臣を守っているSPが遅刻して穴をあけたり、持ち場を離れて小便に行ったりすることは絶対にない。彼らは万が一の時、身を挺して大臣を守るよう訓練 されている。

米軍基地はどこにあってもいいというものではない。
想定される有事に対して、どこにどれだけの兵器、兵力が必要なのかは自ずと決まってくるはずだ。
それは例えば中国がどれだけの兵器、兵力を持っているかによって、刻一刻と変わってくる。
そうした変化にも対応するために、軍隊は絶えず情報を収集し、分析し、兵員を訓練し、備えているのだ。

米軍基地がグアムでいいのなら、グアムでいい。けれども、沖縄に必要なら、沖縄に置かなければならないし、佐渡に必要なら、佐渡に置かなければならない。 要は、それで国民の生命財産を守ることができるのかどうかということだ。そこのところは、もう少しオープンな議論をしてもいいと思う。

国防の最高指揮官が、ヒューマニズムとして言ってしまった当時野党党首の「最低でも県外」という言葉に引っ張られて、「全国展開」などと発言することにと ても不安を感じる。そこには何のリアリティもないからだ。国防は、リアリティの固まりであるはずだ。その責任者がほんわかした発言しているようではどうに もならない。

鳩山さんの支持率が下がっているのは、「最低でも県外」と言った発言を実行できなかったからではなく、リーダーとして、冷徹な判断ができない人だと見透か されてしまったからだと思う。米国大統領から相手にされないのもそれが原因だろうと思う。

鳩山さんは「いい人」だから、首相には向かない。小沢さんを道連れにして、さっさと辞任すればいい。辞任するつもりがないのなら、根性を見せて欲しい。

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2010年4月30日 (金)

舛添さんは信用できるか?

「舛添人気」頼み、隠さず=政策の違いにはふた−新党改革が旗揚げ会見
「トップリーダーに最もふさわしい舛添要一という逸材」「舛添さんに対す る期待感は相当大きい」。東京都内のホテルで23日開かれた「新党改革」の旗揚 げ記者会見。メンバーは口々に、各種世論調査で「最も首相にふさわしい」とされた舛添代表の人気を強調した。一方、政策をめぐる議員間の食い違いや実現へ の道筋については明言しなかった。
矢野哲朗代表代行は冒頭、会場を報道陣や支持者ら約300人が埋めたことを挙げ、「舛添代表の国民的期待が大きい裏付け」と胸を張った。荒井広幸幹事長も 結党の経緯を説明する中で、「国民の信頼をつなぎ留めている唯一の政治家が舛添さん」などと持ち上げ、人気頼みの姿勢を隠そうともしなかった。
「政策を中心に一致して行動を起こす」。舛添代表はそう断言し、企業団体献金の禁止や金の掛からない選挙などの政策を説明した。しかし、6人でどう実現 するかは語らず、「私たちの政策を無視すると参院は動かないという数字(議席)を目指す」「参院選に勝利することで必ず政界再編を行う」と述べるだけだっ た。
郵政民営化をめぐる意見の違いを問われると、舛添代表は「現政府の政策が民業圧迫という点では一致する」などと説明。荒井幹事長も一致する部分で歩調を合 わせたが、先ほどとは打って変わって小さな声に。2人とも民営化への賛否は示さなかった。
(時事通信 4月23日19時59分配信)

舛添さんがどうしてそんなに人気があるのか分からない。
私にとって、舛添さんは「勇ましいことを言うだけの人」という印象だ。
厚労相時代、 舛添さんは、社会保険庁の不祥事(年金着服事件)が発覚したとき、「盗人は牢屋に入ってもらう」と言った。
当たり前のことなのだけど、分かりやす く、勇ましい言葉で言われると、「そうだそうだ!」と共感してしまう。けれども、舛添さんが厚労相だったとき、今に至るまでもそうだけれど、不正を働いた 職員が刑事告発されたという話は聞かない。
年金保険料として、窓口で係の人に渡した金が横領されていたのである。
年金システムの根幹を揺 るがす大事件ではないか・・・もっと大きな額を横領する構造的な問題があるにしても、「盗人は牢屋に入ってもらう」という単純明快な正義が行われなけれ ば、社会が妙な方向に傾きかねない。
正義は実行されたのだろうか。舛添さんに訊きたい。

企業団体の献金禁止というのも当たり前の ことだ。
企業団体にとって無償のカネというのはあり得ない。そのカネが政治を歪める可能性がある。
与党の代表と幹事長が政治資金の問題で 騒がれている今、時宜を得た話題のひとつだ。

舛添さんは、どんなことを言えば、世間の耳目を集めることができるかという嗅覚には優れていると思う。
しかし、言ったことができなければ、舛添さんが批判している鳩山首相と変わらない。
言ったことを誠実に行動に移してくれるのか。
私は疑念を持って、舛添さんの言動を見ている。

比例当選議員が既存政党に移籍することを公職選挙法では禁じている。
舛添さんは、 2007年の参議院議員選挙で自民党公認候補として出馬し、比例区で当選しているけれども、改革クラブの結成は2008年7月だったから、既存政党に移籍 することにはならない。
改革クラブを衣替えすることで、1億2000万円の政党助成金をそのまま受け取ることについて、批判があるけれど、私はそ れはそれでいいと思っている。ただ、それは、企業団体の献金禁止を前提とした行動なわけだから、舛添さんも含めて、新党改革のセンセイ方の政治団体に、企 業団体献金があるのかないのか、あるとすれば、それはどこからどのくらいなのか、今後、それを断ち切る覚悟があるのかどうかということを公表しなければな らないのではないかと思う。そうしたことをきちんとできるかできないか。舛添さんが信用できるのかできないのかというのは、そんなところにあるのではない かと思う。

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