2009年12月12日 (土)

鳩山首相は「いい人」だ。

鳩山首相は、「いい人」なのだと思う。
だから、必要以上に、他国のリーダーや連立を組む他党や自党の幹事長に気を遣ったり、サービスをしたりすることになる。

鳩山首相は、愛すべきキャラクターだと思うけれど、リーダーには向かないと思う。
国のためにも、ご自身のためにも早い時期にお辞めになることをお勧めしたい。

もちろん、みんながみんな納得し、ハッピーになれるやり方あるというのなら、それは理想的だと思うけれども、国という単位で考えたとき、そんなことは滅多にない。
だとすれば、リーダーは、誰かの意見と対立したり、誰かの利益を損なったりすることを覚悟した上で、意志決定をしなければならない。

なのに、鳩山首相は誰の意見にも頷いてみせ、リップサービスをする。
鳩山首相は、世の中はすべて善意で成り立っているという世界観を持っているから、それは決して悪いことではないけれど、自分の発言は常に善意に解釈されると思っている。だから、発言が軽くなり、発言が「ブレる」と批判され、信用されなくなる。

政 府がなにもしなくてもいいような平和な時代のリーダーなら、鳩山さんのような人でもいいのかもしれない。むしろ鳩山さんのような人がいい。しかし、今、日 本は経済が縮み、350万人もの失業者が巷に溢れ、前途を悲観して自ら命を絶つ人の数はもう10年も年間3万人を超える状態が続いている。危機的状況にあ るのだ。
このようなときには、方針を決め、(スケジュールを含めた)方策を決め、それをスピード感を持って実行していかなければならない。リーダーが周りの顔色を窺っているような時間はないのである。
どんなに小さな組織だって、リーダーが強い意志を表明しなければ、物事は動かないものだ。

新しい経済成長のために、国の形を変えていくという大仕事を可及的速やかにやっていかなければならない状況の中で、リーダーは本質的な問題を理解し、矢継ぎ早に決断し、それを国民に説明していかなければならない。

恵まれた家庭に育った鳩山さんにはそれが分かっていない。いつだって、何とかなってきたから。
いかに鳩山家の資産が潤沢であっても、それで国民全員を幸せにすることはできないのだから、何もしなければ、何ともならない状況なのだ。
鷹揚に見える鳩山首相の態度が国民の反感を買うようになるのは、そう先のことではないように思える。

故人献金問題は、ともすれば政治の形を歪めることになるこれまでの献金問題とは別の問題だとは思うけれど、脱税という問題が絡んでいる。首相自身がかつて「秘書の不始末は議員が責任をとるべき」と発言しているのだから、「知らなかった」では済まされない。

鳩山首相は、「いい人」だけど、やっぱりやめるしかないと思う。

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2009年10月30日 (金)

沖縄米軍基地をめぐる的外れで無責任な議論

普天間飛行場:移設は不透明 米軍再編中間報告から4年
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設案などを含む在日米軍再編のいわゆる「中間報告」が合 意されてから29日で4年。2009年9月に普天間飛行 場の県外移設を掲げてきた民主党が中心の新政権が発足し、従来の自公政権が進めてきた辺野古案の見直しへの取り組みに注目が集まる。だが、閣僚から「県 外」断念の声が出るなど、鳩山連立政権内の発言が日替わりでぶれを見せており、普天間移設の行方は不透明だ。
米軍再編合意をめぐっては、民主、社民、国民新の3党で「県民の負担軽減の観点から、米軍再編や在日米軍基地の在り方についても見直しの方向で臨む」と合意し、鳩山連立政権樹立となった。
米軍再編「中間報告」合意は普天間移設について、それまでの日米特別行動委員会(SACO)での海上埋め立て案を白紙に戻し、住宅地域に寄せた沿岸案(L字案)に変更。稲嶺恵一知事(当時)が求めていた「軍民共用」と「15年使用期限」要求は無視された。
現在は、さらに修正したV字案を基に環境影響評価(アセスメント)が進行中で、政権交代後も北沢俊美防衛相は継続を明言している。北沢氏から県外移設を困難視する姿勢や、岡田克也外相から「県外」断念の発言も相次ぎ、平野博文官房長官らが火消しに追われるなど政権の姿勢が定まっていない。
一方で鳩山政権に県内移設見直しを後押しするため、11月8日には宜野湾市で、3万人規模の「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」も予定されている。
(琉球新報)

沖縄米軍基地問題についての議論を聞くたびに苛立ちを覚える。
本質的な議論がされていないからだ。
問題の本質は、国防の観点から、米軍が沖縄に駐留する必要性があるのかないのか、ではないか。
日本を他国の脅威から守るために、日米安全保障条約が必要なことに関して異論はないと思うけれど、では、どこにどれだけの自衛隊兵力・装備と米軍兵・装備を配置しておく必要があるのか。それがまず明確にされていなければいけない(情報公開せよと言う意味ではない)。
必 要以上の兵力が無駄に沖縄に配備されているのであれば、それは、別の必要な地域に配備されなければならないし、必要ならば、平和ボケした人たちがなんと言 おうが兵力の移転など行うべきではない。簡単な話だ。すべてはパワーバランスが答えを出すのだ。「県民の負担軽減」などというロマンチックな話ではなく、 きわめて現実的な話なのだ。そしてこれは、沖縄を二度と再び戦場にしないためにも必要な話なのだ。好き嫌いではなく、中国の脅威は目の前にあるのだ。
対馬に基地が必要なら対馬に、佐渡に基地が必要なら佐渡に、奥尻島に基地が必要なら奥尻島に基地を作るべきで、それによる負担があるのならば、それは政府が地元と話し合いながら、その補償の形を決めていけばいい。
戦 前、軍部の独走によって、国策を誤ったことがあった。それはそれで反省しなければならないけれど、軍事力で国民の生命財産を脅かす勢力があれば、我々はや はり軍事力でこれに対応するしかない。国民の生命財産を預かる為政者は、最悪の事態を想定し、それに備える義務がある。
福島瑞穂さんという人は、嫌いではないけれど、彼女はやっぱり左翼の運動家でしかなく、閣僚たる人物ではないと思う。
参議院で過半数を押さえられない状況になったとしても、少なくとも社民党との連立は即刻解消するべきではないかと思う。彼女らは無責任過ぎる。

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2009年10月27日 (火)

鳩山首相所信表明演説

鳩山内閣発足から40日。不安な点を上げればキリがないけれども、今日の所信表明演説は、民主党への国民の期待をしっかり受け止めていることが感じられて、とても良かったと思う。
(所信表明演説全文)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102600411

自民党の谷垣総裁は、鳩山首相の演説を「感傷的」と評していた。具体性に欠けるという論評がそこここで見られた。
けれども、所信表明演説というのは、具体的にあれはこうしますと言えばいいというものではないのではないか。
皆が賞賛したアメリカ大統領バラク・オバマの就任演説はどうだったか?

鳩山首相は政権運営にあたって、自らの基本的な考え方、思想、哲学を述べられた。それでいいと思う。
そして、その内容は国民の期待に沿ったものだったと思う。

残念だなぁと思ったのは、2点。
力を貸してくれと言うのは良かったけれど、そういうのであれば、そのへんは具体的にしなければならなかった。国民に負担してもらわなければならないことを 明らかにするべきだったと思うことと、バラク・オバマの「YES, WE CAN」のような象徴的なキャッチフレーズを挟み込めなかったこと。

谷垣自民党総裁は、鳩山首相の演説を「感傷的」と評したけれども、実際は、谷垣さん自身感じるものがあったのではないだろうか。そんなふうに見えた。
自民党がやってきたことを否定している部分も多分にあるし、立場上、ほめるわけにもいかないのだろうけれど、もっと素直な感想を言ってもいいのではないかと思う。そうした率直さが国民が持っている政治に対するイメージを変えていくのだと思う。

ついこの間まで、ほぼ60年間にわたって政権を運営していた自民党勢力が野党になっているわけだから、追求の仕方によっては、自民党は自らがこれまでやっ てきたことを否定しなければならなくなる局面になる。これは、率直に是々非々論を展開するいい機会なのではないかと思う。

長妻昭厚労相が日本年金機構の発足を決めたのは、自治労の働きかけがあったという報道が一部あるだけになおさら、残念だ。
発表では、就職内定が決まっている人たちに配慮したということのようだけれど、説明が十分でない。日本年金機構のような組織では、年金制度を立て直せない とご本人が言っていたではないか。それを断念するには、もっと納得のいく説明が必要だし、自治労の働きかけに配慮したというようなことであれば、特定の組 織のために政治を歪めたことになってしまうから、民主党が批判してきた自民党政治と同じということになって、国民の支持が得られない。

本格的論戦の始まる臨時国会には、これまでとは違った、国民目線の議論を望みたい。

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2009年10月 5日 (月)

心豊かになる、うまい酒を飲もうじゃないか。

中川氏死去 行政解剖でも死因不詳、病理検査へ
警視庁によると、死亡した中川昭一元財務相(56)の行政解剖の結果、死因は不詳だった。警視庁では病理検査を実施し、詳しく死因を調べる。
(産経新聞 10月4日18時49分配信)

中川昭一さん死去のニュースは、サンデープロジェクトで知った。スタジオの中が凍りつくような雰囲気が感じられた。

お父さんの一郎さんが自殺だったから、昭一さんもそうなのかと思った。
国際映像で醜態をさらしたって、選挙に落ちたって、やり直せるのに、早まったことをしたと思った。
けれども、どうやら自殺ではないらしい。
重大な持病があったということも伝えられていないから、56歳の若さでの急死は、今後憶測を呼びそうだ。

中川さんは、酒にまつわる不始末があったことから、総選挙前に、禁酒宣言をした。
できないことは言わない方がいいと思ったから、ここでもそう書いたけれど、実際、その後、彼は酒を口にしなかったらしい。
それがいけなかったのだというふざけたこという輩がいて、そういうことを言ってしまう人たちには腹が立つけれど、抗弁のしようがないのが残念だ。

自民党が政権を失い。民主党・鳩山政権のもとで、日本の社会構造が大きく変わろうとしている。変えてもらいたいと思っている。
けれども、残念ながら、今頑張っている民主党の人たちと一緒に酒を飲みに行きたいとは思わない。
この国をどうするのかという熱い話に終始しそうじゃないですか。
そういう話があってもいいけれど、酒を口にしたときは、もっと別の話もしたい。
中川さんとは、おいしい酒が飲めるような気がしていた。

ご冥福をお祈りします。合掌。

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2009年9月29日 (火)

もう負けてはいけないタイガース 。

タイガースは、今日スワローズに勝って、64勝70敗。残り試合6。

クライマックスシリーズという制度に賛成することはできないけれど、私を含むタイガースファンは、クライマックスシリーズ参戦権を得て、分の悪いドラゴンズ戦を勝ち抜き、特に後半戦は分のいいジャイアンツ戦に勝利して、日本シリーズ進出を夢見ている。

もし、タイガースがクライマックスシリーズに進出し、日本シリーズにまで駒を進めることになれば、関西地区では600億円を超える経済効果があるらしい。 けれども、どうだろう。レギュラーシーズンで5割勝てなかったチームが日本シリーズを戦うことになってもいいのだろうか。

そういうルールで戦っているのだから、別にいいじゃないかという言い分もあるとは思うけれど、私はレギュラーシーズン5割に満たなかったチームにはクライマックスシリーズへの参戦権がないということにしてもいいのではないかと思う。

クライマックスシリーズという制度自体がおかしいのに、勝ち越せなかったチームまでが「日本一」という栄誉を得る可能性があるということになると、レギュラーシーズンは、ますます単なる「興行」に成り下がってしまう。

制度は制度なんだけど、私はやっぱり、せめて残り全勝して、70勝70敗の五分でタイガースにクライマックスシリーズに進出して欲しい。仮に勝率5割以下でクライマックスシリーズへの進出が決まったら、辞退して欲しい。

残り6試合、6連勝でようやく5割。クライマックスシリーズ進出を目指すのであれば、タイガースはもう負けてはいけない。

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2009年9月18日 (金)

過ちは誰にでもある。酒井法子さんはやり直せる。

酒井法子さんが保釈されて、メディアは呆れるほどの大騒ぎだった。

「取り返しがつかない」という言葉を無責任なコメンテータが使った。本人も会見でこの言葉を使った。
しかし、取り返しのつかない過ちというものは、どういうものだろう。

人を殺めてしまった。死んだ人が生き返ることはないから、これは取り返しがつかない。

会見では、復帰への希望が滲んでいたように感じられた。けれども、イメージが売り物のアイドルタレントが背負った重荷は、あまりにも大きい。
酒井法子さんは、芸能人としての酒井法子を殺めてしまったかもしれない。
けれども、取り返しがつかないわけではない。
過ちは誰にでもある。
生きてさえいれば、覚悟があれば、どんなところからだって、人はやり直すことができる。
幸い、彼女を応援してくれる人はたくさんいるようだ。

いつのころか分からないけれど、過ちを犯した人、成果のあげられない人に対する社会の許容の幅というものが、極端に狭くなっているような気がする。
過程を見ず、結果だけを評価する。それは簡単でいいかもしれないけれど、そのおかげでどんなことが起こっているかといえば、足の引っ張り合いじゃないだろうか。
その先により良い未来が待っているとは思えない。
許容して見守ることと、甘やかすことはイコールではない。

私は、彼女が「星の金貨」で演じた「彩」、彼女が歌った主題歌「碧いうさぎ」には感じるものがあった。
けれども、特段彼女のファンというわけではない。

どのような生き方を選択するにせよ、彼女のこれからの人生には茨の道が待っているだろう。
それは、自業自得ということなのかもしれない。犯罪を肯定するつもりもない。

しかし、私は、躓いてしまった人に冷淡な今の風潮が気に入らない。
躓いた後、どう立ち直るか、私はその過程を酒井法子に見せてもらいたいと思っている。

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2009年9月15日 (火)

みんな麻生が悪いんだと言っている自民党に未来はない。

総選挙の前もそうだったけれども、総選挙の後のゴタゴタを見ていると、自民党は負けるべくして負けたんだなと思いが強くなる。

首班指名選挙で「麻生太郎」と書きたくないという人がたくさんいて、誰の名前を書くのかということで揉めに揉め、結局若林さんという人の名前を書くことで一件落着したらしい。
呆れて物が言えない。
ついこの前、麻生太郎を総裁に選び、首相にしたのは誰だったのか?
麻生太郎が首相として相応しくない人物だったとしたら、それは、選んだ方にも責任がある。
麻生太郎を選んだのは、国民ではない。自民党議員だ。
相応しくない人物を総理にした責任を自民党議員はどう考えるのか聞いてみたい。

相応しくない人物を行政のトップにいただくことで、国民の生活はどうなったのか。
国民は不満があったから、政権交替というジャッジを下した。

「国民の不満」という程度だからまだいい。
場 合によっては、国を誤ることになるかもしれない一国の総理を選ぶという一大事を担っていた自民党議員にその覚悟があったかといえば、疑問だ。多くの議員は 自分の選挙に損か得かで自民党総裁を選んだのではないか?だから、選挙に負けた今になって、恨み言を言うことになっている。

麻生太郎を支持しなかった自民党議員の中には、「だから言ったじゃないか」的なことをトクトクと語る輩がいるけれど、笑わせるなといいたい。
本当にそう思っていたのであれば、何故、自民党を離党しなかったのか。残ったのは、選挙資金欲しさに口をつぐんだだけではないのか。考えは違うけれども、組織を再生するつもりで残ったのであれば、何故、今総裁選挙に名乗り出ないのか。

総選挙の結果に対して、組織のトップが責任を取るのは当たり前だけれど、そのトップを選んだ自民党議員すべてが断罪されたという認識を持って欲しい。
麻生太郎だけが悪いというわけではないのだ。

政治評論家の三宅さんが首班指名選挙で、自民党が「麻生」と書けないのであれば、「鳩山」と書けばいいじゃないかと発言していた。「若林」と書くよりもうんといいやり方だと思う。

「鳩山」と書けば、鳩山首相を承認したことになる。だからダメなんだというのは、古い考え方なのではないかと思う。
だって、対立候補は「若林さん」なんだろう。どうせ負けるんだから「若林さん」っていうことであれば、何も主張はない。「若林」でも「ビートたけし」でも同じだ。
いや、「ビートたけし」の方がマシだ。

民主党の大勝で日本は変わる。
視点が供給サイドから、需要サイドに180度変わっていこうとしているから。
良くなるのか悪くなるのか分からない。
けれども、私はようやく日本にも民主主義のスイッチが入ったというカンジがする。

民主党の政策を批判して、「生産拠点を海外に移すことになる」と脅しをかけている財界人がいるけれど、どうぞ、そうしたかったらそうすればいい。
あなた方が思っている以上に、ずっとあなたの会社の生産は、あなたがコストとしか考えていない人たちが支えていることを思い知ると思う。

民主党は勝ちすぎた。
確かにそう思うけれど、そういう選挙制度なのだから仕方がない。
小泉チルドレンというあまり上等でない国会議員が大量に生まれたように、今回もあまり上等でない国会議員が大量に生まれた。

そもそも岡田民主党は、小泉改革路線と同じような考え方を持っていた。
それでは、対立軸を作れないという考え方で、小沢民主党は、小さな政府から大きな政府にシフトした。
福田、麻生が世論に迎合する形で、特にリーマンショック以降、世界経済が混乱する中で、麻生首相が緊急経済対策という名の下に、大きな政府にシフトしていく中で、対立軸は曖昧になった。
政府・自民党が対立軸を作れなかったために、やっぱり、小泉改革が必要なのだと考える若手候補者は、ことごとく討ち死にし、従来型の強固な地盤を持つ高齢者が生き残った。それは、自民党にとっても、我が国にとっても不幸なことなのかもしれない。

国民が選択したのは、政権交替が可能な2大政党制だ。
民主党政権の評価は、来夏の参議院議員選挙で下されることになる。
自民党には2大政党制の一翼を担う政党として、もっとしっかりしてもらわなければ困るわけだけれど、「麻生が悪い」などという安直な結論を出しているようだと、あまり期待できないのかもしれない。

小沢に対抗できるのは、誰か?
平沼赳夫ではないか。

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2009年8月31日 (月)

政治的成熟にはまだ途上だが、確かな一歩ではある。

23時現在、民主党が過半数を獲得し、どうやら政権交替が確実になった。
ようやく、という気持ちがある。

麻生自民党総裁は、「政権の選択ではなく、政策を選択して欲しい」と言っていたけれども、私は政権を自民党から取り上げることにこそ意味があると、もう20年以上前から思ってきた。
小 泉さん・竹中さんが進めた競争原理の導入は、方向性としては間違っていない。けれども、相変わらず大きな既得権益に守られたところにメスを入れることがで きなかったところに自民党の限界があった。そしてそこが今回の綻びになっている。政・官の権益構造を崩せなかったのは、その象徴的なことだ。民主党にそれ ができるとは誰も思っていない。権益構造を思い切って一度壊してしまわないとどうにもならないということに、ようやく国民は気づいただけなのだ。

選挙権を得てから約30年。これまで、地方選挙も含めて、自民党候補に投票したことは一度もない。それは、若いころは、労働組合の要職を務め、社会党支持 者だった親父の影響もあったのかもしれないと思うけれど、少なくとも、20代後半からは、一度自民党から政権を取り上げないと、日本の政治は成熟しないと いう思いから、野党を応援してきた。
けれども、今回、民主党が320議席を伺う勢いだと聞いて、はじめて自民党候補に投票した。
自民党が民主党に対抗する勢力を維持しなければ、国の形が歪むと考えたからだ。

民主党の政策におかしなところはたくさんある。
それはみんな分かっている。高速道路を無料にすることはないのではないかと思っている。けれども高速道路の無料化なんてどうでもいいのだ。
大きな問題がある。おかしなところはあっても、今回は政権交替がポイントだからと民主党に投票はしたけれど、社民党の考え方にはついていけないという人は 多いと思う。ところが、参議院で単独過半数を持っていないことから、社民党との連立が確実視されている。連立のために社民党の意見を尊重しすぎるようなこ とがあると、それは民意に背くことになる。
社民党の福島党首は、民主党との連立を前提に「政権の品質保証をする」とか言っているけれど、それほど支持が広がっているわけではないということを肝に銘じて欲しい。
同じように、民主党も政策が評価されたなどと思わないことだ。捨て身で現在の権益構造を壊すことをして欲しい。国民が望んでいるのは、まさにその一点だから。

あえて最後にひと言。
幸福実現党は、予想通りの惨敗。供託金の没収だけで相当の出費になるだろう。
かつての「真理党」のようにカルト化しないか心配だ。

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2009年8月10日 (月)

中川昭一さんは酒をやめることができるのか。

中川昭一氏 支持者ら前に断酒宣言 背景に苦戦の予想
2月の「もうろう会見」で醜態をさらし、財務・金融担当相を辞任した自民前職の中川昭一氏(56)=衆院北海道11区=は9日、地元・帯広市で開いた総決起大会で「日本のために、皆様方のために、酒を断つ」と宣言した。中川氏は冒頭、支持者約1700人を前に「(皆さんを)一気に失望させてしまった。本当にご迷惑をおかけした」と陳謝。その後、登壇した叔父の中川義雄参 院議員(71)が「断酒をすればもっと強い政治家になれる。叔父として命じたい」と促すと、中川昭一氏は再登壇し、真剣な口調で断酒を宣言。会場からは 拍手がわいた。
もうろう会見について中川氏は一貫して「疲労や風邪薬の飲み過ぎ」と釈明し、飲酒が原因ではないことを強調してきた。しかし、もともと酒好きとして知ら れ、支持者の間では飲酒のマイナスイメージを払しょくできずにいた。次期総選挙で苦戦を予想されていることが、断酒宣言の背景にあるとみられる。
大会後、中川氏は報道陣に対して断酒の期間については答えなかった。妻の郁子さん(50)は「(辞任後は)私の目の前で飲んだことはなく、飲んで帰ってきたこともなかった。断酒ということは(期間は)一生ではないでしょうか」と話した。【田中裕之】
(毎日新聞 8月9日20時21分配信)

そんなこと言っていいのだろうか。
すっぱりやめることができる?

当選が危うくなっているから、今は当選するためなら何でもやろうという気持ちになっているのだろうけれど、当選しても落選しても酒の席は多くなる。そのとき、本当に酒を断ることができるだろうか?私は同じ酒飲みの立場から言わせてもらうと、「できない」と断言する。

「お酒、やめたんじゃないですか?」
「死ぬまでやめるとは言ってないよ」
などということになると、もう誰も信用してくれなくなるよ。
政治家は発言に責任を持ってなんぼの稼業だから、それは「軽率」では済まされない話になる。
発言が信用されない政治家なんて、価値がない。
できもしないことを言うべきでない。

そもそも、「もうろう会見」は、酒が原因ではなかったというのが、中川さんの言い分だ。
ところが、報道では、「断酒をすれば、もっと強い政治家になれる」という叔父で参議院議員の中川義雄さんの発言に応えて、「日本のために、皆様方のために、酒を断つ」と宣言したという。酒が仕事にマイナスの影響を与えていたことを白状した形だ。

もともと酒が悪いわけじゃない。飲みすぎた本人が悪いんだ。

「酒は生涯の友。ほろ酔いで長いお付き合いができるよう、自らを律していきます」という程度で済ませるべきではなかったのかと思う。

この国は、勇ましいことばかり言って、自分の言葉に不誠実な人が多すぎる。

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2009年8月 8日 (土)

酒井法子さん。やり直せるよ。

報道されている情報によれば、酒井法子さんが覚せい剤を使っていたことは確かなようだ。
定着していた彼女のイメージとの食い違いの大きさが騒ぎを大きくしている。

「疲れが取れる」、「ストレスが取れて楽になる」。
身近な人からそんなふうに言われて、それが違法なものだと知らなければ、誰だって試してみようという気持ちになるはずだ。

違法な薬物は、実は私たちのとても身近なところにある。

いい、悪いで言えば、悪いから、マスコミが敬称を取り払って、逃亡犯として彼女を追い掛け回しているのは、仕方のないことだ。そしてまた、追いかけられば、逃げなければならなくなるというのもまた自然な話だ。

どんなきっかけで彼女が薬物を使うようになったのか、それは分からない。
覚せい剤を使ったことは、いい、悪いで言えば、悪いわけだけれども、彼女がどうして薬物を使うことになったかを語ることによって、今後、薬物に手を出そうとしている若者を救うことになるのではないかと思う。

回りくどい言い方をしたかもしれない。

やり直しのきかない人生はない。
どんなところからだって、やり直しをすることはできる。

酒井さんには、逃げ隠れせずに、出るところに出て、きちんと話をして欲しいと思う。
応援してくれる人はたくさんいるだろう。
応援してくれる人がたくさんいるというのは、あなたがこれまで築いてきたものだ。
分かっていると思うけれど、あなたはまず、応援してくれる人たちに詫びなければならない。
そして、それからだ。
やり直そうとあなたが思えば、やり直すことができる。
あなた次第なんだと思う。

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