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2009年12月12日 (土)

鳩山首相は「いい人」だ。

鳩山首相は、「いい人」なのだと思う。
だから、必要以上に、他国のリーダーや連立を組む他党や自党の幹事長に気を遣ったり、サービスをしたりすることになる。

鳩山首相は、愛すべきキャラクターだと思うけれど、リーダーには向かないと思う。
国のためにも、ご自身のためにも早い時期にお辞めになることをお勧めしたい。

もちろん、みんながみんな納得し、ハッピーになれるやり方あるというのなら、それは理想的だと思うけれども、国という単位で考えたとき、そんなことは滅多にない。
だとすれば、リーダーは、誰かの意見と対立したり、誰かの利益を損なったりすることを覚悟した上で、意志決定をしなければならない。

なのに、鳩山首相は誰の意見にも頷いてみせ、リップサービスをする。
鳩山首相は、世の中はすべて善意で成り立っているという世界観を持っているから、それは決して悪いことではないけれど、自分の発言は常に善意に解釈されると思っている。だから、発言が軽くなり、発言が「ブレる」と批判され、信用されなくなる。

政 府がなにもしなくてもいいような平和な時代のリーダーなら、鳩山さんのような人でもいいのかもしれない。むしろ鳩山さんのような人がいい。しかし、今、日 本は経済が縮み、350万人もの失業者が巷に溢れ、前途を悲観して自ら命を絶つ人の数はもう10年も年間3万人を超える状態が続いている。危機的状況にあ るのだ。
このようなときには、方針を決め、(スケジュールを含めた)方策を決め、それをスピード感を持って実行していかなければならない。リーダーが周りの顔色を窺っているような時間はないのである。
どんなに小さな組織だって、リーダーが強い意志を表明しなければ、物事は動かないものだ。

新しい経済成長のために、国の形を変えていくという大仕事を可及的速やかにやっていかなければならない状況の中で、リーダーは本質的な問題を理解し、矢継ぎ早に決断し、それを国民に説明していかなければならない。

恵まれた家庭に育った鳩山さんにはそれが分かっていない。いつだって、何とかなってきたから。
いかに鳩山家の資産が潤沢であっても、それで国民全員を幸せにすることはできないのだから、何もしなければ、何ともならない状況なのだ。
鷹揚に見える鳩山首相の態度が国民の反感を買うようになるのは、そう先のことではないように思える。

故人献金問題は、ともすれば政治の形を歪めることになるこれまでの献金問題とは別の問題だとは思うけれど、脱税という問題が絡んでいる。首相自身がかつて「秘書の不始末は議員が責任をとるべき」と発言しているのだから、「知らなかった」では済まされない。

鳩山首相は、「いい人」だけど、やっぱりやめるしかないと思う。

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