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2009年7月16日 (木)

自民党でも民主党でもない。茶番は終わりにしよう。

「船舶検査法、任期中に成立を」 拉致被害者家族会と救う会が声明
衆院解散を控え、野党がすべての国会審議を拒否する中、北朝鮮船舶の貨物検査特別措置法案が廃案となる可能性が高くなっていることについて、拉致被害者家族と「救う会」は15日、任期中の成立を求める声明を発表した。声明では、法案廃案により「拉致被害者救出のために、北朝鮮に毅然とした態度をとるべき我が国が、国連による制裁に参加できないという、あってはならない事 態になる」として任期中の成立を求めた。また、各党に総選挙で拉致問題を重要な争点として取り上げるよう要請している。
(産経ニュース 2009年7月15日)

「国民の命、置き去りに」=患者3団体、肝炎基本法廃案に抗議

B型、C型肝炎ウイルス感染者が求める医療費助成などを盛り込んだ肝炎対策基本法が、国会の事実上の閉会で廃案となることを受け、患者らでつくる3団体が15日、厚生労働省で会見し、「政党間の争いで踏みつぶされた。国会は命より政局を優先するのか」などと抗議した。
薬害肝炎全国原告団の山口美智子代表は「肝炎患者は見殺しにされたも同然」と痛烈に批判。B型肝炎訴訟の原告女性は「集めた30万人分の署名がむなしいものとなった」と肩を落とした。
(時事通信 2009年07月15日7:26)

民主党はもう政権を取ったかのような気分でいるのかもしれないが、それは大きな間違いだ。
国民が望んでいるのは、民主党政権ではなく、真っ当に議論する国会、議論が見える国会なのだ。

これまでの自民党政治は、党の有力者たちが中心になって、官僚と一緒になって、まとめあげた案を、ときには野党も巻き込んで根回しをし、派閥単位で締めつけをして、決めていくというものだった。
我が国の国民は、近世以来、お上のやることに逆らっても無駄だと刷り込まれているから、そんなやり方に不満を持ちながらも、ずっと我慢をしてきた。
それでもうまくいっているうちは良かった。
ところが、バブル崩壊のころから、そういったやり方は、むしろ弊害が目立つようになり、最近は、根本は変わらないのだけれども、極端な物言いをする政治家がもてはやされるようになった。しかし、根本が変わらないから、それらは早々にメッキが剥げることになった。

いよいよお上に自分たちの生活を任せておくわけに行かないなと国民が思いはじめたというのが、最近の動きである。
国民は民主党を支持しているのではなく、自民党=お上に任せておけなくなったと思っているだけなのである。

政権交代は、自分たちに政治を取り戻す手段であり、民主党はたまたま今、その選択肢になっているに過ぎない。
民主党は自分たちの力を過信してはいけない。

民主党が審議拒否することによって、船舶検査法、肝炎基本法案のほか、労働者派遣法改正案、政治資金規正法改正法案など多数の法案が廃案になる。
廃案になることについては、引用した記事のような批判があり、実際に追い込まれる人たちが出てくる。

政府・自民党は、重要法案については、審議に応じるよう働きかけている。

貨物検査法案、参院で審議を=自民要請、民主は拒否
自民党の鈴木政二参院国対委員長は15日、民主党の簗瀬進参院国対委員長と国会内で会い、14 日に衆院を通過した北朝鮮関係船舶の貨物検査を可能にする特 別措置法案について「政局から切り離して速やかに参院で審議し、成立させてほしい」と求めた。簗瀬氏は首相問責決議を可決したことを理由に拒否した。
鈴木氏はこの後、江田五月参院議長にも同様の申し入れをし、議長は「民主党に伝える」と述べた。
一方、民主党の岡田克也幹事長は、同法成立に向けた自民党の協力要請について、都内で記者団に「民主党が後ろ向きだと印象付けようというジェスチャーにすぎない。誠に遺憾だ」と批判した。
(時事通信 2009年07月15日18:25)

薬害肝炎全国原告団は、記者会見で皮肉交じりに、センセイ方は「政権交代」で大騒ぎと言っていた。
であるにもかかわらず、岡田幹事長の話は、やっぱり政局がらみの話になっていて、廃案になる法案に対して、民主党がどのようなスタンスなのかという国民の問いに答えてはいない。

民主党は、国会審議に戻るべきだ。そこで堂々と自分たちの考えを訴えればいい。

国会審議に応じないのは、鳩山代表の問題を追求されたくないからという考えが広がれば、追い風がパタッと止むことも考えられる。

両院総会開催めぐり攻防=執行部と反麻生勢力-自民
自民党内で15日、来週の早い時期の衆院解散を決断した麻生太郎首相を支持する執行部 と、退陣を求める中川秀直元幹事長ら反麻生勢力の攻防が続いた。中 川氏らは、一連の大型地方選敗北の責任を追及するため、両院議員総会の開催を求める署名活動を進めており、賛同者がどこまで広がるかが焦点だ。
中川氏や武部勤元幹事長、塩崎恭久元官房長官ら反麻生議員は都内のホテルに集まり、状況を分析。与謝野馨財務・金融相、石破茂農水相も署名に応じ、中川 氏は「おおむね目標とする線に達した」と記者団に述べた。週内の開催を目指し、名簿を16日に細田博之幹事長に提出したい考えだ。
これに先立ち、 与謝野、石破両氏は首相官邸を訪ね、首相と約40分間会談。両氏は、自民党内で地方選連敗の総括などを求める声が出ていることに関し「両 院議員総会で忌憚(きたん)なく話してほしい」と述べ、総会開催を求める考えを直接伝えた。また、石破氏は東京都議選での惨敗を踏まえ「衆院選の状況は厳 しい」との認識を示した。
党則は、所属国会議員の3分の1(128人)以上の要求があれば、1週間以内に両院議員総会を開催すると規定。同時に、 「緊急を要する事項」に関しては、総会の決定を党大会の議決にかえることができると定めている。反麻生勢力は、動議を提出して総裁公選規程を改正し、総裁 選の前倒しにつなげることも視 野に入れているとされる。
これに対し、細田氏ら執行部は、不測の事態を招くことを警戒し、地方選結果を総括する場として代議士会などを想定している。
(時事通信 7月15日18時44分配信)

自民党は、衆議院で内閣不信任案を否決し、麻生内閣に信任を与えたにもかかわらず、相変わらずこのままでは自分の身が危ないと思う人たちが、麻生首相の退陣を求めて、ゴタゴタしている。
麻生首相に確固たる信念と政策があれば、4年前の郵政解散のように、オレのやり方に不満なやつは公認しないとやればいいのだけれども、それができないから、今の麻生政権があるのだろう。

郵政解散のとき、その中心にいた武部さんは、現総理総裁の人格までも否定するような発言をしている。かつて自分がそうしたように、自民党公認をもらえないというリスクを覚悟した上での発言なのだろうか。

自民党も民主党もみんな国会の場から去って欲しい。
そうでないと、この国の新しい形は見えてこないのではないかと思う。

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