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2009年7月28日 (火)

順調でなかったからこそつかんだものがある~宮里藍選手の優勝

宮里藍選手がプレーオフの末、エビアン・マスターズを勝った。
優勝を決めるバーディーパットを決めた後、宮里選手は少し控えめに、けど堂々と拳を突き上げ、感極まったのか、キャップのつばを左手で引き寄せて、こみ上げるものをこらえた。
「あぁ美しいな」と思った。

宮里選手は東北高校在学中に「ミヤギ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」を勝ち、そのまま史上初の高校生プロゴルファーになった。
翌2004年、エリエールレディスに優勝するなど、ツアー5勝をした。賞金ランキング2位、日本プロスポーツ大賞新人賞の受賞。
2005年、ワールドカップ女子ゴルフに優勝。LPGAツアーの予選会を圧倒的な成績で通過、2006年からはL.A.を拠点にアメリカを主戦場にした。
2006年2月の世界ランキングで宮里選手は6位である。順調すぎるくらい順調だった。
メジャー優勝も時間の問題。自他共にそう思っていただろう。

ところが、その2006年から調子は下降線をたどった。
一時、パターを変えるなど、素人目にも迷い、自分のスタイルをつかみきれずにもがいているのだということが分かるほど低迷した。
痛々しいほどだった。本人の苦悩はどれほどだったろう。

今年になってから、何があったのか分からないけれど、身体のそこここに強張りはまだ残っているものの、ギラギラしたものがなくなり、ふっと軽くなったような印象があった。
エビアン・マスターズの宮里選手は、とてもリラックスしているように見えた。
これから打つ1打に集中できているように見えたから、良い結果になるのではないかと思えた。

自分をコントロール(身体も精神も)できたのが良かった。
宮里選手はインタビューでそう言っていた。
新しく何かをつかんだのだなと思った。
たくましいな、立派だなと思った。

宮里選手は、息をつくまもなく、今度は全英女子ゴルフに挑む。
また別の重圧が彼女を苦しめるだろう。
けれども、順調にいかなかったからこそ、つかんだものが彼女にはある。
それが全英女子で生かされれば、彼女はまた違う境地に達することができるだろう。

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