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2009年5月30日 (土)

おごれるもの久しからず

国交省、新潟県への補正配分見送り 整備新幹線で
国土交通省は29日、2009年度補正予算に計上した整備新幹線の事業費1100億円の配分を発表した。新潟県に関係する事業費45億円は同県が09年度当初予算の地元負担に同意していないため、補正予算の配分を見送った。見送りは極めて異例。
国交省は今後も新潟県と調整を続けるが、「調整がつかなければ、優先度の高い線区に新潟県分を配分したい」(幹線鉄道課)としている。
その他の配分は北海道(新青森―新函館)に150億円、東北(八戸―新青森)に40億円、北陸(長野―金沢)に430億円、九州新幹線の鹿児島ルート(博多―新八代)に425億円、長崎ルート(武雄温泉―諫早)に10億円。
(日本経済新聞 2009年5月29日金曜日21時01分)

国直轄事業の県負担金について、ろくな説明もせずに、「余計にかかりそうだから余計に出してよ」と国交省が新潟県に言ってきた。新潟県知事の泉田さんは、「どうして余計にかかったのか説明を聞かないうちには出せない」と国交省の要求をはねつけた。
誰が聞いても泉田さんに理のある話だ。
国交省と新潟県は話を続けているらしいけれども、その内容は聞こえてこない。新潟県が追加負担金の支払いを未だに拒んでいるということは、新潟県はまだ国交省から納得のいく説明を受けていないのだろう。
国交省にどんな言い分があるのか分からない。聞こえてこないから。言いたいことがあるのであれば、堂々と言えばいい。
け れども国は説明責任を果たすことなく、「極めて異例」な補正予算配分の見送りという権力を行使して、県を脅しにかかった。有無を言わさない態度だ。この ニュースはそういう風に見える。45億円の話ではないのだ。言うことを聞かなければ、今後もこういうことがあるよと言っているのだ。
私はこういうことが大嫌いだ。
恥ずかしくないのかと思う。

納税は国民の義務だから、私は滞納をしたことはあっても、支払わなかったことはない。けれども、こういう話を聞くと、支払ってやるものかという気持ちになる。

総中流の時代は政治や行政に関心を持つ人は多くなかったけれども、生活が苦しくなるにつれ、政治や行政が生活に及ぼす影響の大きさを生活者は感じ始めている。
「お上」のやることに鷹揚だった国民は過去のことになりつつある。インターネットの普及が拍車をかけ、政治や行政を見る目は今までになく厳しくなっている。
そんな空気を読めない政治家は権力闘争に明け暮れ、官僚はあからさまに理のない恥知らずな権力行使を平然とやる。

国民は「このままで済まさないぞ」という強い意志を持ち、表明するときだ。
誰の金で食っていると思っているのだ。冗談じゃないぞ。

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